税金の無駄遣い? |
あるテレビ番組で大学教育の無償化についての議論をしていました。 当然賛成の人も反対の人もいるんですが、反対派の論拠は一言でいうと、本人と家族以外に役に立たないです。 特に、20代のフリーターの男性は、自分には得にならないから税金をそんなことに使ってほしくないとの主張でした。 ううむ、なんと言うか、痩せた考え方ですねえ。 自分の得にならないことは駄目だというのなら、生活保護や障害者当はどうなるんでしょう。 無駄だから止めろとでも言うのでしょうか。 弱者救済が近代社会の原則です。 また、教育は人材に対する投資ですから、長い目で見れば、社会のためになります。 ついでに言わせていただけば、税金の無駄遣いを云々する人は本当にそれほど税金を払っているのでしょうか。 そう言えば、警官や自衛隊員、その他の公務員に俺たちの税金で養っているなんて言葉をぶつける人が良くいますね。 恐らく、多くの場合、その人たちが払っている税金よりも国からの恩恵のほうが大きいと思います。 たとえば、年収500万円の人が約3割の税金を払っているとします(所得税、消費税等々)。 金額にすると150万円ですが、これでは警察官1人の年間給与にもぜんぜん足りません。 加えて、義務教育やさまざまな公共サービスを受けているわけですからね。 少し話が逸れましたが、若い人たちが、直接的に自分に特にならないものに税金を使って欲しくないなんて貧しい考え方を持たないように、それこそちゃんとした教育をしないといけないでしょう。 では。 |
by fwnd9951
| 2017-05-05 08:04
| エリオンの考え
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