記者たちの傲慢(続き) |
前に取り上げ、昨日も少し触れましたが、川崎の中学生殺人事件の主犯とされる少年の顔写真と実名を週刊新潮が発表しました。 当然「国民の知る権利」を錦の御旗として振りかざしています。 しかし、知る権利と言いますが、少年の顔写真や実名を知ってどうなるというんでしょう。 犯罪抑止効果があるとは思えませんし、人々の防犯に対する意識が向上することもないでしょう。 単に、殺人者の名前を知りたい、顔を見たいという下世話な興味があるだけだと思います。 私にもそうした興味はありますから、必ずしも否定はしませんが、週刊誌が売りたいがためにそれを利用するのはどうでしょう。 いくら大義名分を言い立てても、本当の思惑は透けて見えています(週刊新潮の問題の号は完売したそうです)。 また、ネットで流されているのに、いまさら活字メディアで隠してどうするといった意見もあります。 しかし、ネットが行き過ぎている時にこそ、新聞・雑誌は良識を示すべきではないでしょうか。 まあ、私なんかが何を言おうが、週刊新潮はこれからもやるでしょうし、追随する雑誌が出てくるでしょうが。 では。 |
by fwnd9951
| 2015-03-24 08:37
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