言霊について(6) |
続きです。 ストーカーや肩こりの話にもどりますが、ある現象に明確な名前が与えられることによって、隠れていたものが顕在化するということはあるでしょう。 しかし、それだけではなく、言葉が一般的になるとその言葉が持っている力に影響される人間が増えることもあるのではないでしょうか。 この現象を科学的に検証した例はないようですから、客観的な説明は難しいかも知れませんが、私はこれも言霊の一種だと思っています。 昔、「光化学スモッグ」と云う言葉が一般化すると、朝礼などで倒れる生徒が急増しました。 大勢の子供たちが一斉にばたばた倒れたんですね。 しかし、「光化学スモッグ」があまり注目されなくなると、倒れる生徒の数は元に戻っています。 これも言霊の持つ自己暗示効果のせいだったのでしょう。 話は替わりますが、かなり前に日本のテレビに、元米副大統領のゴア氏が出ていました。 彼は環境保護でノーベル平和賞を受けていますが、「地球温暖化」と云う言葉は優しいので人々の心に響きにくい、だから「気候の危機」を使っている言ってました。 これは誰でも思い当たるでしょう。 同じことを伝えるのでも使う言葉でインパクトが違います。 そして、これを推し進めると人の心を操作することができるわけです。 いわゆる洗脳またはマインドコントロールですね。 続きます。 |
by fwnd9951
| 2015-02-21 07:13
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