テレビ局のいいかげんな情報(続き) |
次にこの番組(「爆笑問題のそれっていつから ? ヒストリー」)は、ゲゲゲの鬼太郎を取り上げ、その初登場を1965年の少年マガジンへの掲載だと紹介しました。 当時のタイトルは「墓場の鬼太郎」です。 しかし、これも間違いなんですね。 「墓場の鬼太郎」は、もともとは紙芝居から始まり(1954年)、その後、貸本の形で続けられたシリーズです。 私は貸本時代から知っていますが、ストーリーはもの凄く暗く、絵も大変陰惨でした。 子供にはちょっと合わないような。 まあ、昔は今みたいな規制がなく、残酷な場面や差別用語なんかが平気で使われていましたが。 そして、少年誌に掲載され、アニメ化も決定したので、あまりにあまりなタイトルを改め、ストーリーや絵も子供向けにしたわけです。 実は、陰惨な方の鬼太郎もアニメになっていて、一部では評判になりました(「墓場鬼太郎」、2008年)。 しかし、この程度のことはウィキメディアに載っているんですね。 ちょっと調べたらわかるのに。 鬼太郎の話といい、昨日書いたスパゲティのスプーンとフォークの話といい、本当にテレビ局の調査は詰めが甘い。 私はあまりのいいかげんさに辟易して、番組の後半を見るのを止めました。 これはバラエティ番組だし、内容も取るに足らないものなので、目くじらを立てることはないと言われるかも知れません。 しかし、今回は知っていることだったので、気がつきましたが、知らないことだったら信じてしまう恐れがあります。 テレビ局はニュースにかぎらず、どんな時で視聴者に大きな影響を与えることをしっかりと認識し、規範となる努力を忘れないようにして欲しいものです。 また、皆さんもテレビ局は糾弾されるようなやらせ以外にも、多分、意図的ではない、ずさんな調査により視聴者を騙すことがあることを忘れないようにしてくださいね。 では。 |
by fwnd9951
| 2015-02-04 07:55
| エンターテイメント
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