アルジェリアの日本人人質事件 |
昨日のやや続きです。 今回のアルジェリア政府の強硬策は日本では批判する声が多いようですが、フランス、英国、米国では少なくとも政府レベルでは一定の評価を得ています。 それはそうでしょうね。 ある外交ジャーナリストの言葉を借りれば「テロリストと交渉しないことは国際的な約束事。これで交渉に応じれば、いろいろなところで人質事件が発生する」からです。 西欧諸国側は足並みを揃えないといけない。 日本も公式にはアルジェリア政府の対応を評価しておかないとまずいことになるでしょう。 いずれにせよ、これでアルジェリアではテロリストも行動を控えるようになります。 彼らも好んで命を棄てたくはないですからね。 ただし、他の国ではわかりません。 そして下手をすると、今後、日本企業が標的にされる可能性があります。 日本は弱腰で交渉に応じてくれるお金持ちと考えられていますから。 それから、米国や英国からノウハウを教えてもらうべきだったとの意見も聞かれましたが、そんなことをするわけがありません。 アルジェリアに限らず、国にはメンツがあり、これは場合によっては人命よりも大事なんです。 テロ事件ではなく、地震の時なんかでも外国からの応援を断ることがあるくらいですからね。 まだ、書くことがありますので、もう少し続きます。 では。 |
by fwnd9951
| 2013-01-23 21:30
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