名前は大事 ? (続き) |
昨日の続きです。 普通、名前を付けるのは親です。 祖父母や場合によっては友人、知人が付けたなんてケースもあるでしょう。 いずれにしても、生まれたばかりで本人は自分の意見を言うことはできません。 だから名前が気に入れば良いですが、そうでない場合は悲惨ですね。 改名という制度はあっても、いろいろと規則があって、単に嫌いだという理由では許されません。 世の中には生まれた時からなれ親しんだものだからと、自分の名前に特別の思い入れを持つ人も結構いるようです。 そんな人は使用する漢字を間違われただけで怒ったりします。 しかし、昔は名前の漢字がかなりいい加減だったようです。 かなりの有名人でもいろいろな表記で書かれていることがあります。 名前を書くような機会があまりなかったことと、聞いたまま書くことが多かったこと、そして確認する方法がなかったからです。 たとえば、誰でも知っている坂本竜馬なんかでも「良馬」と書かれた文献が結構あります。 また、竜馬の知己でもあった西郷隆盛は本当は違う名前だったそうです。 実は西郷隆永と言います。 それが、明治のはじめに朝廷に上奏する際に、書類の作成を頼まれた友人が彼の父親の名前と混同してしまったんです。 当時は人を本名で呼ぶのが失礼とされ、みなが西郷吉之助という通称のほうで呼んでいて、本名が知られてなかったんですね。 それで、隆盛自身もその後特に訂正することもなく、そのままにしたために現在も隆盛の名前が残ってしまっているわけです。 私なんか変に名前にこだわる人よりもこうした鷹揚な人の方に好感を持ちますね。 もう少し続けます。 では。 |
by fwnd9951
| 2011-01-02 01:22
| エンターテイメント
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