氷が融けても水位は上がらない(3) |
環境保護派やロハス生活を標榜する人たちは自分にできることから始めようと言って、たとえば、割り箸を使わずにいつも持ち歩いているマイ箸を使うなんてことをしています。 まあ、悪いことではないのでしょうが、私には単なる自己満足または見栄のためにやっているようにしか思えません。 そんな人たちは別のところではエネルギーの無駄遣いをしているに違いないからです。 たとえば、ある人が風呂に入らないようにしていると言うと(ジョークですが)、多くの人は「エー、不潔」との反応を示します。 しかし、毎日風呂に入ることは清潔信仰に侵された日本人の単なる思い込みにしか過ぎません。 世界には1週間に1回とか、もっと風呂に入らない人が沢山いますし、医学的にもそれで問題があるなんてことは証明されていません。 日本人が風呂を2日に1回にするだけで大変なエネルギーと水の節約になるでしょう。 多分、マイ箸なんかよりも遥かに効果があると思います。 大体、昔は風呂は贅沢でしたから毎日入ることなんかできないなんて当たり前でした。 なのに誰もそのことには触れませんし、風呂に入らない人間を汚いとののしります。 朝シャンにしても同じことで、少なくとも私の若い頃にはそんな習慣はありませんでした。 これはメーカーが作り上げた新しい習慣で、みんなそれに乗せられたんですね。 これに似たようなことは沢山あります。 多くの企業が省エネやエコロジーを謳っていますが、これも単に企業イメージを良くするためのポーズもしくは商品を売るためのキャッチフレーズであって、本気で環境保護したいなんて考えていないでしょう。 企業の目的は常に利益の追求であり、環境保護はそのための方便なんですね。 テレビでロハス生活を標榜する芸能人も似たようなものです。 勿論、環境保護運動自体は正しいことですが、そのために流される間違った情報を鵜呑みにしたり、それを利用しようとする企業や人たちに乗せられるのは避けたほうがいいでしょう。 では。 |
by fwnd9951
| 2010-10-30 18:26
| エンターテイメント
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