映画「死ぬまでにしたい10のこと」(続き) |
昨日の続きです。 彼女の死ぬまでにやっておきたいことの中で、幾つか面白いのものが目に付きます(10のやりたいことは昨日のブログをみてください)。 3.の「娘たちが18才になるまで毎年贈る誕生日メッセージを録音する」は母親としての愛情が溢れていてなかなかいいと思いました。 9.の「刑務所にいるパパに会いに行く」は変わっていると言うか、彼女なり事情があるので、普通の人は共感が持てないでしょうね。 一番面白いのはやはり、7.「夫以外の男の人と付き合ってみる」と8.「誰かが私と恋に落ちるように誘惑する」でしょう。 この二つは同じことです(結果的に)。 実は彼女は17才の時に知り合った初キスの相手と出来ちゃった結婚をしていて、まともに男性と付き合ったことがなく、それが心残りだったわけです。 決して、夫を愛していないのではなく、子供を大切に思っていないわけではないのですが、彼女はコインランドリーで知り合った男性と関係を持ちます。 勿論、この彼にも彼女の病気のことは言いません。 しかし、私に言わせれば、彼女は恋愛と、そして敢えて云うならばセックスに幻想を抱いていたのでしょうね。 別の男性と付き合ったところで大した意味はなかったと思います。 その上、悲しむ人を、彼は彼女を本気で愛するようなっていただけに、増やしただけでした。 とは言え、昨日も書きましたが、彼女の潔さは大変見事でした。 彼女は周りの人たちを悲しませたくなかったのでしょう。 日本で本人に告知をしないのは、死んで行く人間に無駄に苦しみを味わせる必要はないと考えてのことでしょう。 反対に彼女のように家族を悲しませたくないとの考えも当然あります。 どちらが正しいと断言できるものではないでしょうが、私はやはり、死は誰よりもその人自身の問題だと思いますので、絶対に知らせて欲しいですね。 では。 |
by fwnd9951
| 2010-09-14 17:58
| エンターテイメント
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