ディスコミュニケーション(5) |
続きです。 昔は、7~8才くらいから商店や職人のところに奉公(大抵は住み込み)に出されていました。 これは将来の職業を確保するためでもありますが、口減らしの意味もあったんですね。 だから、そんなに簡単に奉公先を変えることができませんでした。 それにある程度の期間奉公すると暖簾分けといって自分の店を持たせてもらえることもありました。 ただし、これには10数年かかりますし、修行中はほぼ無給。 だから教える方もゆっくりでよかったんです。 しかし、今そんな不合理なことをしていたら、誰も我慢してくれません。 他に沢山仕事もありますし。 伝統工芸の世界では後継者がいないと嘆いていますが、こうした点に原因があるのではないでしょうか。 料理学校や職業専門学校といった教育機関で現代的な職業教育をすることが必要です。 それができない職業は滅びてしまうでしょう。 話は変わりますが、よく親方だの師匠だのが無理難題を押し付けて、それを弟子が苦労して乗り越えるなんてドラマがあります。 そして、その後に親方なり師匠が本当の理由を説明して、弟子は真意を知って泣くなんて展開なんですが、ドラマだからいいですが、実際にはそんなに上手くは運びません。 無理難題に腹を立てて喧嘩になり、飛び出してしまうことのほうが多いでしょう。 後で真意を説明するくらいだったら、その時にすぐに話しておくべきですね。 その方が無用のトラブルを避けることができるのではないでしょうか。 では |
by fwnd9951
| 2010-04-23 17:39
| エンターテイメント
|
<< エリオンの愛の錬金術 明日のために | 本日のラブ・インスピレーション >> |