常識のウソ(続き) |
昨日書いた通り、ピラニアが人や動物を襲うというのはあるドキュメンタリー映画から始まった伝説みたいなものなんですね。 これは有名なレミングの集団自殺を思い出させます。 この話も昔取り上げたことがありますが、簡単にもう一度書いておきます。 レミングは北欧や北米に生息するネズミ科の小動物で、増殖し、餌を確保できないほどに数が増えすぎると突如集団で海岸まで移動し、次々と海へ飛び込んで自殺をすると言われています。 これもかなりの人が聞いたことがあるんじゃないかな。 ところが、実はこの話は「白い荒野(1958年)」というディズニー製作のドキュメンタリー映画をきっかけに広まった、まったくのウソなんです。 増殖しすぎたレミングが集団で移動を始めるのは本当ですが、これは新たな餌場を探すためであり、死に場所を求めてのことではありません。 その上、どうもディズニーは「白い荒野」において意図的にレミングを“集団自殺”に追い込んだらしく、動物愛護団体より抗議を受けているそうです(本当だとすればディズニーもとんでもないことをしますね)。 ところで、インターネットは間違った情報で溢れていると言っていたテレビ番組自体がスタッフが撮影用に自作したブログを本物として紹介していたなんてこともありました。 しかし、テレビ局は本当に懲りませんね。 テレビ局発信のウソの常識はそれこそ山ほどあると思います。 これではいくらテレビで情報の真偽がどうこう言っても、視聴者は信じる気になれないでしょうね。 では |
by fwnd9951
| 2010-03-22 18:08
| エンターテイメント
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