英語表現の変化(続き) |
では、あまり格式のあるとは言えない職業はどうでしょう。 janitor〈清掃作業員)はsanitation engineer(公衆衛生エンジニア)になります。 Housewives(主婦)はdomestic engineers(家事エンジニア)ですね。 そして今ではunemployed(失業中)なんて言いません。 involuntarily leisured(非自発的休暇中)なだけなんです。 おわかりだと思いますが、これは冗談です。 ついでに書いておくと、フランス語にもこういった傾向が少しあります。 昔は年寄り(vieux)と言ったものを今ではpersonne agee(アクサンは省略:高齢者)と言うようになりました。 ただ、それほどひどくはありませんが。 そう言えば、日本語にも職業に関する言い換えがありましたね。 ひとつだけ例を上げると女中からお手伝い、そして家政婦といった感じです。 しかし、こうした言い換えは昔話題になった言葉狩りに繋がります。 昨日書いた、身長が低い人をvertically challenged(背の低い。垂直方向努力を必要とする意)と呼ぶなんてのはもちろん冗談でしょう。 それで思いだしたのですが、昔、いろいろな身体障害者の人のことを「・・・が不自由な人」と言うようになった時、ハゲの人は「髪の毛が不自由な人」と言うのかといった冗談がありました。 こうした問題では、アメリカよりも日本のほうずっと進んでいるようです。 そのために今では日本語にはおおやけには使用することができない差別語が山ほどあります。 あまりいいこととは思えませんが。 では |
by fwnd9951
| 2010-03-14 17:21
| エンターテイメント
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