人はなんでも食べてきた(3) |
続きです。 それから鮨も保存食から始まっています。 最初はいわゆるなれ鮨です。 これは魚をごはんで包んで長時間寝かせるものですね。 そして、ごはんを捨て、発酵させた魚を食べます。 なれ鮨の代表と言えば滋賀県の名産品「鮒鮨」ですが、臭いが強烈なので、はまれば大好きになりますが、駄目な人も多いでしょう。 それに今では大変高価なものになっています。 実は、こうしたなれ鮨は外国にもあります。 まあ当然ですね。 ニョクマム(魚醤)も多分ここから来ているんでしょう。 鮒鮨で思い出したので、珍しい食べ物のことを少し書きたいと思います(いわゆるイカモノまたはゲテモノですね) 昨日まで書いてきたように、もともと人はありとあらゆるものを食べてきました。 だから現代の人間が考えると相当すごいものも口にしていたはずです。 しかし、今ではみんな贅沢になり、ちょっと変わったものを食べる人を見るとイカモノ食いと責めるようになってしまったんです。 ところで、「イカモノ」ですが、最近はあまり使わない言葉みたいです。 もともとは如何物または偽物と書き、本物に似せたまがいもの、世間並みと異なる変なものを意味します。 しかし、どの程度のものをイカモノとするのかは難しいですね。 場所によっても違いますし。 外国人から見れば日本人も結構不思議なものを食べていると思われています。 納豆なんかがそうです。 それに、今は世界中で認められている鮨や刺身にしても、ちょっと前までは生の魚を食べるなんて野蛮人だと言われていました もう少し続きます。 では。 |
by fwnd9951
| 2010-01-15 17:23
| エンターテイメント
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